採用

2023.07.24

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採用できない原因はどこ?チェックリストと対策を紹介

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「求人広告を掲載しても応募者が集まらない」「採用活動をしても欲しい人材が採用できない」と困っている企業は少なくないのではないでしょうか。

企業を取り巻く経済環境や採用市場は急激に変化しており、今までと同じような採用活動では人材を採用するのが難しくなっています。本記事では、採用できない企業の原因と対策について紹介します。

企業側も努力しないと採用できない時代

現在の日本は、採用したいという企業に対して求職者が少ない状態のいわゆる「売り手市場」です。このような求職者が有利な状況では、企業側も努力しないと人材を採用することができません。

日本の企業は深刻な人手不足

少子高齢化が進む日本では、人口が減少傾向に向かっているのに加えて、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)も減っています。そのため人手不足が深刻な状況になっています。

厚生労働省によると、日本の生産年齢人口は、2015年に7,728万人だったものが、2040年には5,885万人~6,081万人、2065年には4,147万人~4,950万人に減少すると推計されており、今後ますます企業の人手不足は深刻になると予想されます。

生産年齢人口の減少は、企業の人材確保競争を激化させて、採用難を引き起こします。

参考:厚生労働省「日本の将来推計人口(平成29年推計)」

特に採用難が深刻な中小企業

厚生労働省が公表した資料「人手不足の現状把握について」では、人手不足感や欠員率は産業別や企業規模別に大きな差があると解説しています。

産業別で人手不足感が高いのは、「運輸業・郵便業」「サービス業(他に分類されないもの)」「医療・福祉」「建設業」で、これらの産業がいわゆる人手不足産業です。なかでも、中小企業において人手不足感が高まっています。

参考:厚生労働省「人手不足の現状把握について」

中小企業が採用難の理由

生産年齢人口が減少を続ける中で、求職者の人気は大企業に集まり、中小企業の採用活動は苦戦を強いられています。

株式会社マイナビと株式会社日本経済新聞社の両社が実施した「2023年卒版就職企業人気ランキング」では、文系・理系ともに大企業が上位を占めています。

●文系学生の人気企業ランキング
1位:東京海上日動火災保険
2位:ソニーグループ
3位:ニトリ
4位:日本生命保険
5位:伊藤忠商事

●理系学生の人気企業ランキング
1位:ソニーグループ
2位:味の素
3位:富士通
4位:NTTデータ
5位:トヨタ自動車

このような大企業が有利な市場で、採用活動を進めなければならない中小企業は、そもそも採用が難しい状態にあると言わざるを得ません。また、このような背景だけでなく、中小企業は大企業と比べて「知名度」「他社との優位性」「採用のノウハウやリソース」がないために採用が難しいと考えられます。

しかし、全ての中小企業が採用ができていないわけではありません。採用活動を工夫することで優秀な人材を獲得している企業もあります。

参考:マイナビ「2023年卒版就職企業人気ランキング」

採用できない企業の特徴とは

採用ができない企業には、共通した特徴があります。

採用活動の予算と人員が不足している

前章で述べた通り、「採用のノウハウやリソース」がないため採用ができていない中小企業は多いのではないでしょうか。採用活動には時間と労力がかかります。

大手企業では採用を専門に担当する部署があり、採用活動に充てる予算や人員を十分に確保しています。一方で中小企業では、総務や庶務が採用業務を行っているなど採用担当者が複数の兼務していて、採用活動だけに時間をかけるのが難しいことがあります。

採用担当者が専任の場合には、当然ほとんどの時間を採用活動に充てることができ、知識やノウハウも蓄積できます。 もちろん中小企業が大企業と同レベルで予算と人員を採用活動に充てることは不可能です。そのため、中小企業では採用担当者だけでなく、会社全体で採用活動に取り組む意識が必要です。

自社の魅力が伝わっていない

求職者は1社だけに絞って応募するのではなく、複数の求人を比較してより魅力がある企業を選んで応募したいと考えています。自社を選んでもらうには、競合他社にはないような自社の魅力を伝えて、求職者に「入社したい」と動機付けなければなりません。

しかし、「自社の魅力を伝えるといっても、魅力が見つからない」という採用担当者は少なくありません。会社、市場、事業内容、商品やサービス、優位性や独自性、待遇、職場環境など求職者の目線で、自社の魅力を洗い出してみましょう。

採用手法が自社に合っていない

採用手法には、求人広告、人材紹介、リファーラル採用、ソーシャルリクルーティング、ダイレクトリクルーティングなどいろいろありますが、自社が求める人材や課題に採用方法がマッチしていないケースもあります。

例えば、求人サイトにはいろいろな種類がありますが、業種、職種、地域、年齢などそれぞれ特徴があり利用者が異なります。そのため、自社が求めるターゲット層と合っていない求人サイトでは、求人を掲載しても求職者に見てもらえません。 効率よく応募者を集めるには、自社が求める人材や職種にあった採用手法を選ぶことが大切です。

採用できない場合のチェックリスト

採用活動をしていても「なかなか応募者が集まらない」「自社が求める人材を採用できない」など上手くいかない場合には、採用活動のプロセスの中に原因があるのかもしれません。それぞれのプロセスをチェックしてみましょう。

採用計画の立案

採用計画を立案するにあたっては、まず採用人数を決める必要があります。自社の経営戦略や事業計画とすり合わせて必要な採用人数を決定しましょう。次にどのような雇用形態で採用するかを考え、最後に採用時期を決めます。

採用計画によって採用するターゲットや採用手法が異なるため、より具体的な数字で計画を立てることが求められます。

採用計画は人事部門や採用担当者だけで立案できません。経営戦略や事業計画とすり合わせるには、経営者や各部署の責任者にヒヤリングして、必要な人数や求める人材の要件を明確にする必要があります。

求職者は応募する時に複数の求人を比較します。競合他社の分析や自社の魅力の洗い出しも欠かせません。

CHECK!

  • 採用計画は経営戦略、事業計画に沿っているか。
  • 求める人物像が明確になっているか。
  • 自社の強みや弱みを理解しているか。

採用手法の選定

採用手法にはハローワークや求人サイト、エージェントなどさまざまなものがありますが、自社の採用課題に合わせて選ぶことが重要です。

CHECK!

  • 採用手法の種類と特徴を理解している。
  • 職種や求める人物像に合った採用手法を選んでいる。

求人募集

採用手法が決まったら、募集要項を作成しましょう。募集要項を作成する際には、次のポイントを意識することが大切です。

CHECK!

  • どのようなスキルや経験を持った人材を求めているのか明確になっている。
  • 自社の魅力がアピールできている。
  • 求職者のニーズを満たしているか。
  • 待遇などの条件が他社と比べて見劣りしていないか。

選考

応募者が集まったら次は選考になりますが、選考で大切なことは自社が求める人物像に合った人材か見極めることと、自社の魅力をアピールして応募者に対して入社の意識づけをすることです。

CHECK!

  • 募集要項であげた要件を見極められるような選考フローや内容になっているか。
  • スキルや経験をMust(必要)とWant(歓迎)に分けて評価しているか。
  • 面接官によって評価が分かれないように評価基準が明確になっているか。
  • 面接試験で自社の魅力や他社との違いを訴求できているか。

フォロー

選考後は、辞退を防ぐためのフォローが重要です。疑問や不安を解消するために情報は隠さず開示しましょう。

CHECK!

  • 疑問や不安を解消するために情報は隠さず開示できているか。
  • 辞退を防ぐためにフォローする機会や仕組みを設けているか。

まとめ

売り手市場が続き、人材を採用したくても採用できない企業が増えています。一方で、中小企業でも採用活動を工夫することで、優秀な人材を採用している会社もあります。採用できない企業には、採用活動のプロセスの中に原因があるケースも少なくありません。

採用手法が自社の採用課題に合っていない場合には、応募課金型の求人サイト「BaseUpp(ベースアップ)」の利用も検討してみてください。

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