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2023.06.20

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【大学生のアルバイト事情】バイト代やシフトの平均は?

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遊びや趣味、サークルなどで必要なお金をアルバイトで稼いでいる大学生は多いでしょう。大学生は週にどのくらいの日数や時間アルバイトをして、いくらぐらい収入があるのでしょうか。
本記事では、大学生がアルバイトをする理由やアルバイトでの収入、シフトなどについてアンケート調査の結果から見てみましょう。

大学生がアルバイトをする理由

アンケート調査によると約9割の大学生はアルバイトをした経験があります。では、大学生はどのような目的を持ってアルバイトをしているのでしょうか。

大学生のアルバイト就業経験

株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ統括部が公表した「大学生のアルバイト調査(2023年)」によると、現在アルバイト就業中の大学生は68.4%で、現在は就業していないが就業経験がある大学生の21.1%と合わせると89.5%でした。全くアルバイトの経験がないと回答したのは10.6%で、9割の大学生はアルバイトで働いた経験がありました。

アルバイトの形態は、「定期的なアルバイト」が88.1%、「短期・単発のアルバイト」24.4%、「長期休み限定のアルバイト」7.0%と、ほとんどが定期的なアルバイトです。

アルバイトの職種では、「飲食・フード(接客・調理)」が最も多く32.1%、次いで「教育(塾講師・家庭教師等)」が19.6%、「販売(コンビニエンスストア・スーパーマーケット)」16.0%となっています。

大学生がアルバイトをする目的

同調査によるとアルバイトする目的として最も多かったのは「貯金をするため」で26.4%でした。次いで「趣味のため」が19.1%、「自分の生活費のため」16.9%、「交際費のため」10.3%となっており、お金のためにアルバイトをしている大学生が多くなっています。

一方で、「社会経験を積むため」6.8%や「就職活動に活かすため」2.5%、「スキルを身につけるため」2.1%といった自身の経験を積むためにアルバイトをしている大学生も少数派ですがいます。

アルバイトをしない理由

現在アルバイトをしていない大学生の理由では、「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」が38.3%と最も多くなっていました。以下「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」が30.7%、「なんとなく働きたくない」18.3%、「希望する仕事内容のアルバイトがない」13.5%と続いています。

学年別で見ると、「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」は、大学生1年生が40.5%、大学生2年生が34.38%と全体より多くなっています。

また「就職活動との両立が難しい」は、大学生3年生が17.0%と学年別で最も多くなっています。

大学生の平均的な収入は?

大学生はアルバイトでどのくらいの収入を得ているのでしょうか。実際の1ヶ月あたりの収入と年収、そして希望する収入の金額を見ていきましょう。

アルバイトの収入

大学生のアルバイトの収入(手取り)は、1ヶ月あたり平均で6.10万円でした。金額別に見ると「1万円以下」は全体の3.5%、「2万円~3万円」17.0%、「4万円~5万円」31.5%、「6万円~10万円」44.5%、「11万円~14万円」1.1%、「15万円以上」2.4%です。

アルバイトの平均年収は68.95万円です。金額別に見ると「60万円〜89万円」が最も多く33.3%、次いで「30万円〜59万円」が25.3%、「90万円〜102万円」が24.1%でした。

希望するアルバイトの収入

一方で、大学生が希望しているアルバイトでの収入は1ヶ月あたり平均で10.76万円で、実際の収入より4.66万円多い金額を希望しています。金額別に見ると「6万円〜10万円」が最も多く65.8%で、次が「4万円〜5万円」の19.6%でした。

希望する年収は平均で89.89万円で、実際の収入より20.94万円多い収入を望んでいます。金額別では、「90万円〜102万円」が39.0%と一番多く、次いで「60万円〜89万円」の26.3%となっています。

大学生の平均的なシフトは?

大学生は授業の他にも、就職活動やサークルなどがありアルバイトで働ける曜日や時間などが制限されます。大学生の平均的なシフトは、どのようになっているのでしょうか。

アルバイトをしている数と日数

「あなたは現在いくつのアルバイトをしていますか。」の質問に対しては「1つ」と回答した人が最も多く66.7%でした。次いで「2つ」が25.8%、「3つ」が6.2%です。

1週間あたりの平均アルバイト日数は「3日」が35.1%と一番多く、次いで「2日」が25.0%、「4日」が20.1%でした。

アルバイトをしている曜日と平均バイト時間

アルバイトをしている曜日は「土曜日」が最も多く60.7%です。次いで「水曜日」の47.6%、「日曜日」も46.1%と多くなっています。

1日あたりの平均アルバイト時間は、「5時間程度」が最も多く25.8%、次いで「4時間程度」が21.9%、「3時間程度」が14.3%でした。

参考:株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ統括部「大学生のアルバイト調査(2023年)」

学業とアルバイトをしっかり両立させるためには

アンケート調査の結果にあったように、アルバイトをしない大学生の約3割が「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」と回答しています。また、実際に厚生労働省の「平成27年大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査」によると、17.2%の大学生がアルバイトによって学業に支障が出た経験をしています。

では、学業とアルバイトを両立させるには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。

学生の本分は学業

大学生が陥りやすいアルバイトのリスクには、次のようなものがあります。

「アルバイトのせいで授業に出られなくなる」

「単位が取れない」

「留年してしまう」

「奨学金が休止される」

「アルバイトを増やす」

「ますます授業に出られなくなる」

「退学」

また、学業との両立以外にも、アルバイトをすることでサークルや遊びの時間もなくなるケースがあります。一人暮らしをしている人は、洗濯や掃除などの家事をする時間も必要なため、好きなことをする時間が確保できなくなる可能性があります。

また、アルバイト中心の生活を送っていると、大学での体験や頑張ったことが得られずに、就職活動でアピールできるものがないと困る場合もあります。

学業とアルバイトを両立させるポイント

このようにならないためにも、次の3点に注意してアルバイトを探すことが重要です。

①授業に影響が出ない時間帯のアルバイトを探す
学業とアルバイトを両立させる一番のポイントは、授業に影響が出ない時間帯に働けるアルバイトを選ぶことです。働ける曜日や時間帯を申請できるシフト制のアルバイトがおすすめです。

②アルバイトの収入目標や勤務日数を決める
まず最初に、アルバイトをする目的を明確にしましょう。次にアルバイトで得たい収入を決めます。アルバイトをする日数や時間も、授業に合わせて週に3日や1日5時間など、自分のルールを決めておきましょう。

毎月の生活費と仕送りや奨学金などの収支を計算して、無理なアルバイトをしないことが大切です。

③時給の高いアルバイトを選ぶ
時給が高いアルバイトを選べば、短い時間でも多くの収入を得られます。家庭教師や塾の講師は時給が高い傾向にあります。

深夜帯のアルバイトは高時給が多く魅力的ですが、睡眠時間が減って授業に遅刻したり、健康を損なったりする可能性があります。

また、アルバイト先までの移動時間も重要なポイントです。時給が高くても大学や自宅からアルバイト先が離れている場合、移動に時間を浪費してしまいます。

アルバイト選びに失敗しないための注意点

自分の都合に合わせて働けるシフト制のアルバイトは、授業に合わせてアルバイトのスケジュールを組みやすい半面、人手不足で希望する以上の勤務をお願いされたり、勤務日や時間の変更を依頼されたりすることがあります。

アルバイト先や一緒に働く仲間を助けることは大切ですが、学業に影響が出るようであれば断ることも必要です。

まとめ

大学生にとってアルバイトで働くことは、単に収入を得るだけでなく「ビジネススキルを身につけることができる」「新たな出会いのチャンスがある」「就職活動でアルバイトでの経験をアピールできる」などのメリットもあります。

ただし、アルバイトは学業としっかりと両立させることが大切です。学業が優先だということを忘れず、授業に影響が出ない時間帯に働けるアルバイトを選びましょう。

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