転職

2022.12.19

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【転職のタイミング】社会人何年目がベスト?

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転職を考えている人の中には、いつ転職するのが一番良いタイミングなのかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

特に社会人経験が少ない人は、「今転職するのは不利なのでは?」「もう少し経験やスキルを身につけてから転職したほうがよいのでは」と感じているかもしれません。本記事では、社会人何年目が転職のタイミングなのかについて解説します。

転職のタイミングは社会人何年目がベスト?

厚生労働省が調査・公表した「令和2年 新規学卒就職者の離職状況」によると、「新規学卒就職者の就職後3年以内離職率」は、高校で36.9%、短大などで41.4%、大学で31.2%という結果でした。

つまり、およそ3人に1人が入社して3年以内に離職していることになります。かつて、日本企業は終身雇用制度が主流で、一度就職すると定年までその会社に勤めるのが普通でした。しかし、今や転職が当たり前の時代となったと言えるでしょう。

では、転職をするなら社会人何年目がベストなのでしょうか。

第二新卒や未経験の仕事に転職するなら3年目

第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には新卒で入社してから、3年未満で転職を目指す人を指すことが多いようです。

少子高齢化による労働人口の減少などの理由により、新卒就職市場ではここ数年売り手市場が続いています。新卒で採用できなかった企業は、若手人材の確保のため積極的に第二新卒の採用を進めています。

企業が第二新卒を積極的に採用するのには、「社会人としてのビジネスマナーやスキルを身につけているため研修コストが削減できる」「新卒同様の柔軟性とフレッシュさを持っている」などの理由があります。

第二新卒の求人や未経験の仕事への転職を目指すのなら社会人3年目がベストのタイミングです。

経験やスキルや活かして転職したいなら社会人5~7年目

これまでの経験やスキルを転職先で活かして、キャリアアップを目指すのなら、社会人5〜7年目がベストです。ほとんどの企業は中途採用に、即戦力となる人材を求めています。

5年以上も勤めているとなると、その業種や職種の経験やスキルは十分に身についていることでしょう。そのため、同業種や同職種への転職を目指すなら企業のニーズは高いと予想できます。

ただし、「35歳の壁」や「35歳転職限界説」などと言われるように、35歳を過ぎると転職が難しいと言われています。転職を目指すならできるだけ早めに行動しましょう。

社会人経験が3年未満だと転職は不利になるのか

かつては「入社したら3年は同じ企業に勤めるべき」と考えられていて、3年未満の転職はあまり印象が良くありませんでした。しかし、近年では第二新卒が企業から求められるようになり、社会人経験3年未満の転職に対するイメージが変わってきています。

社会人経験が3年未満でも不利にならないケース

「会社の将来に不安を感じる」「仕事にやりがいを感じない」「給与や労働時間、休日などの待遇が良くない」ような場合には、社会人経験が3年以内であっても転職活動を始めてもよいでしょう。

近年は、社会人経験が3年未満の第二新卒を、積極的に採用する企業が増えています。ただし、企業が第二新卒を採用するのは、基本的なビジネスマナーやビジネススキルが身についているので、研修コストが削減できるというメリットがあるからです。そのため、面接試験では言葉遣いや振る舞いに十分に気を配る必要があります。

社会人経験が3年未満の人材を採用する企業は、応募者のポテンシャルに期待しています。ポテンシャル採用で企業がチェックしているのは次のポイントです。書類選考や面接試験で必ず確認されるので、意識して転職活動を行いましょう。

●ポテンシャル採用で企業がチェックしているポイント
①社会人としての基本的なマナーやスキル
②目的意識を持っているか
③コミュニケーション能力があるか
④将来のキャリアビジョンを明確に持っているか
⑤自社の企業理念や社風に合うか

社会人経験が3年未満だと不利になるケース

応募条件に経験やスキルを求められる求人の場合には、社会人経験が3年未満での転職は不利になります。

また、社会人経験3年未満での転職では、「嫌なことがあったら退職するのでは」「採用しても、他に良い求人があればすぐ転職してしまうのでは」などの不安を持たれやすい傾向にあります。

社会人経験の長さを問わず、転職活動では「転職理由」と「志望動機」が重視されます。特に社会人経験3年未満の短い方は、しっかりと転職理由を説明できるようにしましょう。

転職におすすめの時期はいつ?

では、実際に転職をする際に、どの時期に転職活動を始めたらよいのでしょうか。

求人件数が増える時期

新年度を迎える前の2〜3月と下期に入る前の8〜9月頃は、企業の中途採用需要が高まり求人件数が多くなります。求人件数が多ければ、自分の希望に合った求人が見つかる可能性が高くなります。

特に社会人経験が3年未満で第二新卒として転職を目指している人は、4月入社を目指して転職活動をスタートするのがおすすめです。新卒と同じ研修を受けられる可能性が高いため、入社時点で新卒の同期入社と差がつくことがありません。また、年齢が近く話しやすい同期の社員を作れるのもメリットです。

ボーナスが支給された後

転職におすすめの時期として、2〜3月と8〜9月頃があげられるのはボーナスが支給された後だからという理由もあります。ボーナスが支給された後には、転職者が多くなり、その補充のための求人が増えます。

夏のボーナスであれば8〜9月、冬のボーナスであれば2〜3月の間に転職活動を行うのがおすすめです。自分自身もボーナスを受け取った後なら金銭的に余裕を持って転職活動ができるでしょう。

転職を避けた方がよい時期

転職におすすめの時期を紹介しましたが、反対に避けた方がよい時期もあります。11〜12月は求人件数が減るためあまり転職活動をおすすめできません。

この時期は、総務部や人事部が年末調整の業務に追われて、採用活動が活発ではないからです。いろいろな企業の求人を比較検討して応募先を選びたいという方は、11〜12月は避けた方がいいでしょう。

また、現在勤めている会社の繁忙期にあたる時期も避けた方がいいでしょう。繫忙期は、仕事が忙しく転職活動に充てる時間を作れなかったり、繫忙期やその直前に退職すると、社内の人から「非常識」と悪い印象をもたれる可能性があるからです。

繁忙期に転職できないわけではありませんが、現在の職場での良好な関係を持ったまま退職する方がいいでしょう。繫忙期を避けて、職場が忙しくない時期を選ぶのがおすすめです。

転職活動は早めにスタートしよう

これまで転職におすすめの時期を紹介してきましたが、では転職活動はいつから始めると良いのでしょうか。

一般的に、転職活動を始めて内定を獲得するまでの転職活動の期間は3か月〜半年といわれています。自分が転職したい時期から逆算して、転職活動を始めましょう。しかし、多くの求人を見て自分の希望の条件にマッチした仕事を探すのなら、転職活動は早めにスタートするのがよいでしょう。

在職のまま転職活動をするのがおすすめ

転職活動は、今の職場に在籍したまま進めましょう。転職先が決まる前に退職してしまうと、収入が途絶えてしまい生活が行き詰まる可能性があります。先ほど一般的な転職活動の期間を3か月〜半年と述べましたが、それ以上長引く可能性もあります。

また、退職後の期間が長くなれば、職歴にブランクができて、その期間に行ってきたことを説明する必要があります。もし、スキルや知識が不足していて転職活動が上手くいかない場合には、在職のままであれば勤務しながら知識やスキルを補うことも可能です。

転職活動が長引くと焦ってしまい、自分の希望にマッチしてしていない企業に転職して、転職を繰り返すことにもなりかねません。急いで退職せずに在職のまま、納得できる転職先を探しましょう。

まとめ

厚生労働省の資料では、3人に1人が入社3年以内に離職しているというデータがあります。以前は「入社したら3年は同じ企業に勤めるべき」といわれていましたが、最近では社会人経験3年未満の第二新卒を積極的に採用する企業が増えています。

社会人経験の年数に限らず、転職活動で重要なのは「転職理由」と「志望動機」です。応募書類や面接試験で、しっかりと転職理由を伝えられるようにしておきましょう。

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