転職

2022.11.18

+PICK

【転職応援】優良企業の特徴や探し方

BaseUpp

転職するなら世間から「優良企業」と言われているような会社に勤めたいものですよね。ところで「優良企業」とは、どのような企業を指すのでしょうか。本記事では、優良企業の特徴や優良企業の求人を探す方法について詳しく解説します。

優良企業とは?

「優良企業」とは、どのような会社の事を指すのでしょうか。優良企業は、他の企業より優れている企業のことですが、人により「優れている」の基準が異なるため、明確な定義はありません。

就職活動や転職活動において一般的に言われている優良企業とは、経営基盤が安定していて、従業員が働きやすい環境が整っている企業のことです。

優良企業と聞くと大企業をイメージする方も多いかもしれませんが、中小企業の中にも優良企業と言えるような企業はたくさんあります。

特に「BtoB」といわれる、メーカーとサプライヤや卸売業者と小売業者などの企業間取引を主に行っている企業は、一般消費者の知名度はあまりありませんが、優良企業が少なくありません。

優良企業の特徴

従業員の目線で見た時には、いわゆる「ホワイト企業」が優良な企業と言えるでしょう。ホワイト企業とは、「ブラック企業」の対義語で従業員にとって働きやすい環境がある企業のことです。

働きやすさの条件は、人それぞれ違いますが、一般的に優良企業(ホワイト企業)には次のような特徴があります。

①従業員の年収が平均より高い

優良企業は、従業員の年収が、業界の平均より高めです。従業員の年収が高いということは、企業の財務状況が安定していて、その利益を従業員に適正に還元しているからです。

財務状況の良い企業は、「他社にはない商品やサービスといった強みを持っている」「顧客からの支持が高い」「将来性がある」など、確実に利益をあげられる要素を持っています。

②福利厚生が充実している

福利厚生には、法律で義務づけられている「法定福利」と、企業が任意に定めた「法定外福利厚生」があります。福利厚生が充実している企業は、従業員が働きやすい環境に配慮しているといえるでしょう。

代表的な法定外福利厚生には、以下のようなものがあります。

・住宅:寮、社宅、家賃補助など
・慶弔:結婚祝い金、弔慰金、災害見舞金など
・育児介護:育児休暇、介護休暇など
・自己啓発:資格取得援助、通信教育の提供や補助
・健康医療:健康診断、人間ドック、スポーツ施設利用補助
・職場環境:社員食堂、カフェ
・手当:家族手当、通勤手当
・財産形成:財形貯蓄、持ち株制度

③教育研修制度が整っている

企業にとって重要な経営資源は、「ヒト・モノ・カネ」といわれます。ヒトとは、もちろん従業員のことで、教育や研修でスキルや知識を身につけることで、より企業に貢献できる人材へと成長します。

企業にとって従業員は最も大切なものと理解していても、慢性的な人手不足で、教育研修をする時間や手間が取れないといった企業もあります。人材育成に力を入れていて、教育研修制度が充実していることは、優良企業の条件のひとつです。

④ワークライフバランスの実現に取り組んでいる

ワークライフバランスの実現に取り組んでいる企業は優良企業といえるでしょう。ワークライフバランスとは、仕事と生活の両方を充実させることです。ワークライフバランスを実現させるための取組には、次のようなものがあげられます。

・育児介護休暇制度
・短時間勤務制度
・フレックスタイム制度
・長時間労働の削減
・年次有給休暇が取得しやすい環境
・テレワークの導入

以上のように、「長時間労働の原因となる残業や休日出勤が少ない」「年次有給休暇や育児休暇、介護休暇が取りやすい」「女性が働きやすい制度がある」などは、優良企業の特徴で、優秀な人材が集まります。

⑤離職率が低い

働きやすい環境がある企業の従業員は、長く働き続けたいと考えるため、早期離職者が少ない傾向にあります。そのため離職率が低いことは、優良企業の大切な条件です。

厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の離職状況」によると、平成30年3⽉新規学卒就職者の離職率は、入社1年目11.6%、2年目11.3%、3年目8.3%で3年以内の離職率は31.2%と3人に1人は、3年以内に離職するというデータになっていましいた。

この離職率は、事業所の規模(従業員数)が大きくなるほど、低くなっています。大企業が優良企業ということではありませんが、中小企業の場合には離職率にも注目する必要があります。

⑥コンプライアンスを重視している

コンプライアンスとは、「法令遵守」という意味です。労働基準法や男女雇用機会均等法、育児・介護休業法などの法律はもちろん、就業規則や社内ルール、企業理念、社会規範などを守ることも含まれます。

企業としてコンプライアンスを守ることは、社会的な信用を得ることになり、従業員が安心して働ける環境づくりにもつながります。

優良企業の探し方

転職活動でたくさんの企業の中から優良企業を探すには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

優良企業は自分が決めるもの

働きやすさの条件は、人それぞれ異なります。他の人にとって働きやすい優良企業が、自分にとって働きやすいとは限りません。自分に合った優良企業を探すには、まず最初に自分自身がどのような条件を求めるのかを明確にしましょう。

自分が求める条件を洗い出したら、次に「どうしても譲れない条件」や「妥協できる条件」に分けて優先順位をつけます。希望をすべて満たした企業の求人が見つかるとは限りません。理想を追い求めすぎると、いつまでも転職できないということになりかねません。

中小企業にも目を向ける

優良企業は、大企業だけではありません。中小企業の中にも優良企業はたくさんあります。知名度が高い大企業の求人ばかり探しても、選択肢の幅を広げることができません。前述しましたが、「BtoB」の企業の中には、一般の人に知られていなくても、業界内での知名度があり、高い収益を上げている優秀な企業が少なくありません。

また、業種や職種についてもこだわり過ぎずに、幅広い視野で業界研究や企業研究を行いましょう。

ブラック企業を避ける

働きやすい企業かどうかは、実際に働いてみないとわからない点もありますが、ブラックと呼ばれる企業は避けるほうが無難です。

ブラック企業には次のような特徴があります。

・長時間労働
・休日が少ない
・有給休暇が取れない
・年収が低い
・残業代が出ない
・雇用契約が明確でない
・離職率が高く、従業員の入れ替わりが激しい
・社長や上司のトップダウンで決められる
・ノルマや目標が厳しい
・パワハラやセクハラがある

では、ブラック企業を避けるには具体的にどうしたらいいのでしょうか。ポイントを紹介します。

●求人が頻繫に出ている企業の求人は避ける
求人を頻繁に出して、常に人材を募集している企業は、人手不足の可能性が高いでしょう。企業によって異なりますが、労働条件や環境、待遇が良くないために従業員を採用しても、定着せずにすぐ離職してしまっているかもしれません。

優良企業は、働きやすい環境があり、従業員が長く働きたいと思うため離職率が低い特徴があります。業績が好調で事業を拡大する、新しいプロジェクトを立ち上げるなどの理由で、求人を出すケースはありますが頻繁に求人を出すことはありません。

●募集条件が少ない求人は避ける
ブラック企業は従業員が定着しないため、常に人手不足の状況です。そのため、どんな人でもとにかく入社して欲しいので、募集条件が少ない傾向にあります。

少子高齢化による労働人口によって、どの企業も人材の確保には苦労していますが、採用のハードルが低すぎる企業は従業員がすぐ辞めてしまうブラックの可能性があります。

●給与や残業などの情報が曖昧
求人情報に記載された情報が曖昧な企業も要チェックです。例えば月給が16〜30万円と幅が大きい場合には、収入を多く見せている可能性があります。多くの場合は、入社時は最低金額からスタートするケースがほとんどなので、実際の基本給がいくらなのか確認しましょう。

また、残業や休日出勤が非常に多く手当が含まれているため、高い月給が記載されている場合もあります。疑問に思う点があれば、人事担当者に確認することが重要です。

まとめ

今回は、優良企業の特徴や優良企業の求人の探し方についてご紹介しましたが、本当に優良企業であるかどうかを見極めるのは難しいものです。働きやすさの基準は人それぞれで、一般的に優良企業と言われるような企業が自分に合うとは限りません。

中小企業の中にも優良企業はたくさんあります。転職活動の際には、幅広く業界研究や企業研究を行って、自分に合った企業の求人を探しましょう。

求人サイトBaseUpp(ベースアップ)では、全国の様々な職種、雇用形態の求人が掲載されています。気になる求人が載っているか、ぜひ1度検索してみてください。

新着求人をチェック!

BaseUpp