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2022.05.13

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【男女別】夏の面接に適した服装とは?

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夏の暑い日には、できるだけ涼しい服装で過ごしたいものです。しかし、面接となれば服装のマナーに気をつけなければなりません。

面接にはどのような服装で臨めばよいのか、クールビズでお越しくださいと指定された時にはどうしたらいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、夏の面接の服装について解説します。

1.夏の面接の服装マナー

夏の面接の服装では、きちんとスーツを着用しなければならないのか、それともクールビズでよいのか迷うのではないでしょうか。夏の面接の基本的な服装について紹介します。

面接時の服装の基本的な考え方

面接の時の服装の基本的な考え方は、「清潔感があること」と「ビジネスのTPOをわきまえている」ことです。初めて会う企業の面接官に対して、失礼がない服装で面接に臨むことが大切です。

● 清潔感がある服装
清潔感を感じられない服装や身だしなみは、面接官に良い印象を与えません。スーツやシャツは汚れやシワがないように、クリーニングに出したりアイロンをかけたりしておきましょう。

また、タバコや汗、カビなどのニオイがあると、悪い印象を与えるだけでなく不快な気分にさせてしまうので注意が必要です。

● ビジネスTPOに合わせた服装
面接の服装の基本はビジネススーツですが、業界や職種に合わせて選ぶことも大切です。金融業界とアパレル業界とでは、選ぶべきスーツが異なります。企業訪問やホームページで社員の方の写真を確認するなどで、社員の方が普段どのような服装をしているのか確認しておきましょう。

転職活動での面接の場合には、リクルートスーツは避けるようにしましょう。リクルートスーツはフレッシュな印象を与えますが、中途採用では即戦力が求められているため、社会人経験が浅い印象を与えてしまい逆効果となります。

夏の面接の時の服装

企業から服装の指定が無い場合には、夏の暑い時期でもビジネススーツが基本です。

● 男性の場合
最近では。クールビズを導入している企業が多くなっていますが、面接では服装の指定がなければ、ジャケット着用が基本です。スーツの色は、ネイビーかグレーを選ぶと涼しげな印象を与えます。

ワイシャツは、半袖ではなく長袖を選びましょう。スーツの袖からシャツを少し覗かせるのが、スーツの着こなしのマナーです。また、面接時にジャケットを脱いで構いませんといわれることもあります。その時、半袖よりも長袖の方が好印象を与えられます。

ワイシャツは、カラーを避けて白系を着用しましょう。白系のワイシャツを着ることで清潔感と涼しげな印象になります。また、ネクタイは必ず着用しましょう。

● 女性の場合
女性の場合も男性同様に、クールビズの指定が無い場合にはスーツが基本です。上下が揃ったスーツでも、ジャケットとスカートまたはパンツなど、上下別々のものを着用しても構いません。インナーには、爽やかさや清潔感があるシャツやブラウスを着用しましょう。

素材は、コットンやリネンなど夏に適した薄手のものを取り入れるといいでしょう。色は白系が清潔感のあって良いですが、下着が透けないよう注意します。

素足はビジネスシーンではマナー違反です。夏でも面接時にはストッキングを着用しましょう。また、サンダルやミュールなど、つま先やかかとの部分がない靴もマナー違反です。

2.クールビズは企業の指示に従う

最近では、クールビズを導入する企業が増えています。しかし、面接に応募者はクールビズの服装で行っても構わないのでしょうか。

クールビズとは

クールビスは、環境省が地球温暖化対策として、2005年から推進している取り組みです。過度な冷房に頼らず、軽装で業務に取り組むことを呼びかけています。

環境省におけるクールビズは、「ノーネクタイ」「ノージャケット」「半袖シャツ」が基本で、最近では、企業でも夏場の服装として一般的になってきました。

クールビズで面接を受けてもいいのか?

面接時の服装は、基本的に企業の指定が指定した服装に従います。「クールビズでお越しください」と面接の案内があった場合には、指示に従ってクールビズで構いません。

しかし、企業によっては「ノージャケットだけOK」という企業もあれば、「半袖シャツはNG」という企業があるなど、クールビズの規程が異なる場合があります。

不安な場合には、長袖のシャツを着用し、ジャケットとネクタイを持参して、他の応募者の雰囲気に合わせるとよいでしょう。なお、クールビズが指定されている面接に、スーツとネクタイで行ったとしても、服装で合否を判定されることはありません。

クールビズの指定が無い場合にはスーツが基本

企業によっては、面接時の服装の指定が無い場合があります。クールビズの指定が無い場合には、スーツにネクタイが面接に一番相応しい服装です。

企業から指定されていないのに暑いからといって、クールビズを着用することは避けましょう。オフィス内では、クールビズに取り組んでいる企業でも、他の企業を訪問する時や取引先の方と面談するなどの場面では、ジャケットとネクタイを着用するケースがあります。同様に面接試験も、面接官がスーツとネクタイを着用している可能性があります。

3.夏の面接前は「暑さ対策」と「汗対策」が必須

クールビズや夏用スーツを着用しても、夏の面接は「暑さ対策」と「汗対策」を行って、面接官に清潔感がある印象を与えることが大切です。夏の面接で服装以外に気をつけるポイントをご紹介します。

面接会場の近くに行ってからジャケットを着る

クールビズの指定が無く、ジャケットを着用して面接に臨む場合、面接会場に向かう移動中はジャケットを脱ぎましょう。ジャケットを脱ぐだけで、体感温度はかなり下がります。男性の場合には、ネクタイも外して、シャツの一番上のボタンを開けても構いません。

暑い夏に屋外を移動すると、Tシャツ1枚であっても汗だくになります。家を出た時から面接会場に到着するまで、移動中もジャケットを着用していたら、大量に汗をかいてスーツやシャツがヨレヨレになって、場合によっては汗臭くなります。面接会場の近くの駅やコンビニなどに立ち寄って、移動中にかいた汗を拭いてからジャケットを着用します。

なお、脱いだジャケットは、シワにならないように二つ折りにして腕にかけて移動しましょう。無造作にカバンの中にしまい込むとシワの原因となります。

面接前にカフェなど涼しい場所に立ち寄る

早めに面接会場に到着した時には、カフェや喫茶店など涼しい場所に立ち寄ってから会場に向かいましょう。冷房が効いた店内で、冷たい飲み物を飲むことで、汗が引くだけでなく気持ちもリフレッシュできます。最後に、トイレで身だしなみや髪型などチェックしてから面接会場に向かいましょう。

夏用のスーツを着用する

スーツには夏用のものがあります。夏用のスーツを着用するだけでも、体感温度は全く異なります。夏用のスーツに使用される生地は、通気性のよい素材や薄手の素材です。

また、最近では冷たさを感じる接触冷感素材や、汗がすぐ乾く吸汗速乾素材など高機能の生地を使用したスーツも登場しています。スーツと同様に、機能性素材を使ったシャツやインナーもあります。汗ジミやニオイも防いでくれるのでおすすめです。

暑さ対策や汗対策のおすすめグッズ

夏の面接には、市販の暑さ対策グッズや汗対策グッズを上手く活用しましょう。最近は、100円ショップやドラッグストア、コンビニなどでも購入できる商品がたくさんあります。

冷却スプレー

最近では、熱中症対策としてさまざまな冷却スプレーが販売されています。洋服用や肌用があり、吹きかけるだけで、一瞬で涼しさを感じられます。缶やボトルの大きさもいろいろあるので、小さなものをカバンに忍ばせておくのがおすすめです。

汗拭きシート

汗拭きシートは、汗や汗のニオイをふき取るだけでなく、メントールやアルコールの効果で涼しさを感じるタイプのものもあります。

吸水速乾性のタオルやハンカチ

たくさん汗をかく夏の面接には、予備も合わせて2枚のタオルやハンカチを持ち歩くようにしましょう。吸水速乾性の素材を使ったタオルやハンカチであれば、滴り落ちるような大量の汗も素早く吸収して、すぐに乾いてくれます。

扇子やハンディ扇風機

折りたたんでカバンに入れられる扇子は、夏の暑さ対策におすすめのグッズです。最近では、100円ショップでも購入できます。面接官の前で使うことはないので、デザインはどんなものでもOKです。また電池式や充電式のハンディ扇風機もおすすめです。

水分補給も忘れずに

汗をかくのを避けたいからといって水分を取るのを我慢すると、体内の水分と塩分やミネラルが不足して熱中症の原因となります。熱中症になってしまうと、体調不良で面接を受けることができなくなってしまいます。

熱中症を予防するには、こまめな水分補給が絶対に欠かせません。面接会場まで移動する際には、ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどを携帯して、のどが渇いたと感じる前に水分を補給しましょう。

まとめ

夏の面接では、基本的にどんなに暑くてもスーツと長袖シャツ、ネクタイの着用が必要です。企業からクールビズを指定されるケースも増えてきましたが、クールビズの規程が企業によって異なることがあるため、不安な場合にはジャケットとネクタイを持参しましょう。

また、服装以外の暑さや汗の対策も必須です。熱中症にならないように、移動中はジャケットを脱いだり、こまめに休憩や水分補給を取るように心掛けましょう。

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