転職

2022.05.10

+PICK

【転職チャンス!?】夏転職のメリットとデメリット

BaseUpp

転職を成功させるには、転職をする時期が重要です。実は、夏は転職に適した時期です。
企業からの求人は、時期によって求人の目的、求人数、求人の内容などが異なります。夏は、企業が下期に向けて社内体制を整備するため、中途採用の活動を本格的に始める時期です。
この記事では夏に転職するメリットとデメリット、転職成功のポイントを解説します。

1.GW明けから求人数が増えていく

良い求人を見つけるには、企業からの求人が多い時期を狙って転職活動をスタートすることが大切です。一般的に、ゴールデンウイーク明けには求人数が増えると言われています。ゴールデンウイーク明けに、転職市場が活発化するのには、企業に次のような背景があるからです。

新卒者で採用できなかった分の補充

ゴールデンウイーク明けに、企業の求人が増えるのには、新卒者を計画通りの採用できなかったり、内定者の辞退が出るなど、新卒採用がうまくいかなかったケースが考えられます。

また、計画通りに新卒採用したものの、思ったより人員が不足していたり、ミスマッチによって新卒者がすぐに退職してしまう場合もあります。新卒採用で不足した人員を、第二新卒や中途採用で補充したい企業が、ゴールデンウイーク明けに求人を出します。

新入社員の受け入れが落ち着く時期

4月は新入社員の受け入れ作業などで、人事担当者は1年の中でも一番忙しい時期です。5月になると、新入社員の配属などが終わり業務が落ち着いてくるので、中途採用の活動を本格的に始動します。また新年度の採用計画や採用予算が決まって、採用活動が開始できるのもこの時期になります。

夏のボーナスをもらって退職する人が増える

例年、ゴールデンウイーク明けは退職者が増える時期です。夏のボーナスをもらってから退職する人が多く、有給休暇の取得などもあってゴールデンウイーク明けには、退職の申し出があります。このような退職者の人数を埋めるため、ゴールデンウイーク明けに中途採用の求人を出す企業が増えます。

下期に合わせて採用したい

新年度を迎える4月に社内体制を整えるため、企業の採用活動は2〜3月に最も活発になります。下期が始まる10月に向けて、8〜9月の秋採用も盛んになります。中途採用でも採用活動の期間は、求人から選考、内定まで数か月は必要です。下期に合わせて中途採用したい場合には、ゴールデンウイーク明けに求人を出す傾向にあります。

2.夏に転職するメリット

前章では、企業の求人がゴールデンウイーク明けに増える要因について解説しました。転職に成功するには、求人が増えるゴールデンウイーク明けから、転職活動を行って夏に転職するのがおすすめです。夏の転職には他にもいくつかのメリットがあります。

新年度の体制や待遇を確認してから転職活動ができる

3月が決算の企業では、4月からの新年度に合わせて、人事異動や昇格などを行って組織体制の見直しを行うケースが多くあります。

現在の職場では、自分が希望する仕事ができないという理由で、転職を考えているようなケースでは、ひょっとすると4月の人事異動で希望する仕事ができる部署に異動になるかもしれません。

まだ転職するかどうか迷っている場合には、4月に受け取る辞令を確認してから、現職に留まるか転職するか判断できます。

夏のボーナスをもらってから退職できる

多くの企業では、6〜7月に夏のボーナスが支給されます。ボーナス(賞与)は、これまでの仕事や会社への貢献度に対する評価であり、すぐ退職するからといっても受け取る権利はあります。

転職活動を開始しても、すぐに転職先が決まるとは限りません。転職活動が長引けば、収入が途絶えて生活が不安になります。そのため夏のボーナスを受け取ってから退職するのは、金銭的に大きなメリットです。

採用を急ぐ求人が出やすい

5〜6月に出る求人には、次のような理由で、企業が採用を急いでいるケースが多くあります。

・4月の新卒採用で、予定通りの人数が採用できなかったため、人員が不足している。
・新年度からスタートしたプロジェクトで、さらに人員が必要となった。
・夏のボーナス支給のタイミングで、退職者が出る予定。

このような採用を急ぐケースでは、条件さえ合えばすぐにでも入社して欲しいと頼まれるなど、応募してすぐに内定がでる可能性もあります。

夏季休暇を有効に活用できる

転職して新しい職場に慣れるまでに、ある程度の時間が必要です。慣れないうちは緊張から、気づかないうちに心身ともに疲れが溜まっているものです。お盆休みなど長期の夏季休暇がある企業に転職する場合、入社後すぐに休みが取れるため、リフレッシュの期間に充てられます。

一方で、夏季休暇の後に入社する場合には、現職での有給休暇と夏季休暇を合わせて取ることで、新しい職場への準備期間をしっかりと行い、気力十分で新しい職場に臨むことができます。

3.夏に転職するデメリット

夏の転職にはメリットもありますがデメリットもあります。転職活動を始める際には後で後悔しないように、どのようなデメリットがあるか、事前に把握しておきましょう。

ボーナスが支給されない可能性も

ボーナスや賞与の支給を定める法律はないため、退職時にボーナスを満額受け取れるのか、減額されるのかは、企業によって異なります。夏のボーナスをもらってからの転職を希望する場合、現職のボーナス(賞与)支給規程を確認しましょう。

また、ボーナス(賞与)を受け取るには、支給日に在職している必要があります。ボーナスの支給日から逆算して転職活動を進めるようにしましょう。

入社後のサポートが十分でない場合も

年度の途中での入社となるため、新入社員を受け入れる4月と違って、教育や研修など入社の際のサポートが十分に受けられない可能性があります。中途採用の場合には、即戦力として期待されて採用されているため、十分な研修は期待できません。自ら学ぶ姿勢や、自ら新しい職場に融け込む姿勢を持つことが大切です。

天候や気温への対策が必要

5月末から7月中旬にかけては、梅雨の時期のため曇りの日が多く湿度が高くなります。この時期に、転職活動を行う場合には、いつも以上に服装や身だしなみに気をつける必要があります。

夏の転職活動では、暑さや汗への対策をしっかりして、清潔感のある服装や身だしなみを心掛けることが大切です。また、熱中症などにより体調不良になる可能性もあります。

転職活動が予定通りに進まない場合も

人事担当者が夏季休暇に入ってしまったりすると、応募から選考までかなり日数が空くことがあります。その結果、希望する時期に入社できない可能性もあります。

夏の転職を成功させるポイント

夏の転職を成功させるのは、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。ポイントを紹介します。

転職予定日からスケジュールを立てる

夏に転職したいからといって、夏になってから転職活動をスタートしても、希望に合った求人がすぐに見つかるとは限りません。転職を成功させるには、転職予定日から逆算して転職活動のスケジュールを立てることが大切です。

一般的に転職活動は、
①転職の目的を明確にする。
②自己分析やスキルの棚卸しなどをして転職の軸を決める。
③情報収集を行って応募企業を検討する。
④応募して書類選考や面接試験を受ける。
⑤現在の会社を退職して、転職先への入社準備を行う。
という流れになります。
通常は、転職活動をスタートして、3か月程度かかる人が多いと言われています。仮に夏に転職したいと考えた場合には、逆算して春から転職活動を始める必要があります。

時期にこだわるより自分の状況に合わせて柔軟に

夏が転職に有利な時期といっても、業務が忙しくて企業研究や応募書類の作成など、転職活動に充てる時間がなかなか取れない場合があります。

また、自分の希望に合った求人が見つけられなかったり、上司に強く引き止められて退職時期が延びてしまったりと、スケジュール通りに転職活動が進まないこともあるでしょう。そのような時には、夏の転職にこだわるより、自分の状況に合わせて柔軟に対応しましょう。

十分な準備ができないまま転職してしまうと、ミスマッチで入社してから後悔することになりかねません。

夏の転職活動は暑さ対策が必須

最近はクールビズを導入する企業が増えていますが、転職活動の面接ではビジネススーツを着用しなければならないケースがあります。夏の暑い中、スーツを着て面接会場に移動するとたくさんの汗をかきます。

面接官に清潔感のある印象を与えるためにも、夏の転職活動では暑さや汗の対策が重要となります。また、熱中症など体調の変化にも注意が必要です。

まとめ

夏はゴールデンウイーク明けから求人が増えるため、転職に適した時期と言われています。また夏の転職には他にもいくつかのメリットがあります。

しかし、一方ではデメリットもあるため、転職活動をスタートする際には、メリットとデメリットの両方について理解しておくことが大切です。

求人を検索する

BaseUpp