採用

2021.06.29

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【中途採用】カルチャーフィットとは?重要性と採用への活かし方

BaseUpp

企業における「カルチャー」とはなんでしょうか。これは「ルール」や「システム」といったはっきりと言語化されたものではなく、「企業と社員が共有する価値観や行動規範」を指しています。この記事ではその抽象的な概念である「カルチャー」に形を持たせ、「フィット」させる意味を考えていきたいと思います。

カルチャーフィットとは?

言語化されない「カルチャー」

企業においてルールやマニュアルは基本的に言語化され、周知されます。その他にも企業理念であったり、社訓であったり、企業が活動を行う上での基本的な考え方が示されていることが普通です。また、ビジネス用語としてのカルチャーフィットは、それらに対して個人が理解、共感しているかを指すこともあります。  しかし、言語化されていない、特有の習慣や考え方はどの企業にも存在します。出社時のあいさつ、休憩時間の社員の行動、休暇の取得の自由度など、挙げればキリがありません。すべてを具体化、言語化する必要はありませんが、悪習が皆の暗黙の了解として共有され続けるような事態は避けたいものです。

「フィット」するとは?

「フィット」は「適応する、合致する」という意味です。しかしカルチャーフィットという考え方は、「社員を会社に(無理矢理)適応させる」ことと正反対であることを述べておきます。考えが近しい者が無理なく働く場を作り、価値観を共有しながら共に成長するために、カルチャーフィットを明確にしていく必要があるのです。

なぜカルチャーフィットが重要視されるのか?

早期離職というリスク

新卒、中途に関わらず、採用にはコストとリスクがともないます。そのリスクとして筆頭に挙げられるのが早期離職です。離職には様々な要因がありますが、新入社員の入社前と入社後のギャップの差を縮めることが重要です。自社にカルチャーフィットする人材、自分たちと近しい価値観で行動できる人材を雇用しなくてはなりません。

生産性の向上

 明確な規範がないことは、生産能力にも影響を与えます。上司によって言うことが違っていたり、各々が好きなように行動して情報共有しなかったりするのでは困ります。単純に仲が良い悪いという話ではなく、物事に優先順位をつけ、業務を最適化していくには価値観の共有が必要不可欠です。

カルチャーフィットを採用に活かす方法

カルチャーフィットの明確化

まずは自社のカルチャーフィットと、そこから考えられる人物像を具体的に考えてみましょう。今自社に存在しないスーパーマンのような人物像を描くのではありません。自社で無理なく活躍している若手社員や、部下に信頼されている中堅社員を参考にするのがよいでしょう。また、彼らから見たカルチャーフィットを取り入れていくのも重要です。良いカルチャーは明確化し共有する、悪いカルチャーは改善していきましょう。採用を通してカルチャーフィット自体がより洗練されるはずです。

カルチャーフィットとスキルフィット

カルチャーフィットを重視するといっても、採用においては能力面を無視することはできません。特に中途採用では能力が重要視され、即戦力を採用することが求められます。スキルフィット(必要とされる能力を習得しているか、または経験がどの程度あるか)については、カルチャーフィットよりも基準が明確化しやすいものです。その基準を選考する上ではっきりと伝えなくてはなりません。

審査項目としてのカルチャーフィット

ではスキルフィットと違い、カルチャーフィットはどのように採用に反映させていくのがよいでしょうか。選考を通して伝えられるべきことは伝えていく必要があります。気を付けたいのは、採用する側の「理想」に、採用される側が無理に「フィット」しようとすることです。採用する側はより現実に近い目線でカルチャーフィットを具体化しなくてはなりません。  選考では面接でお互いの考えを確認することになります。一方的に質問するのではなく、双方向の意志疎通を意識することがまずカルチャーフィットの基本です。他にもグループディスカッションやグループワークもポピュラーな選考方法ですが、グループに一人社員を参加させるのも良いかもしれません。大切なのは同じ目線で物事を考えることです。

まとめ

この記事ではカルチャーフィットについて紹介しました。働き方が多様化し、仕事に対する価値観が変化する昨今において、カルチャーフィットを明確化することはとても意味のあることです。自分や周りがどのような考えを持って働いているのかを知ることが、よりよい職場作りと採用活動に活かされることを願います。まずは一度、BaseUppでの求人作成で実践してみてはいかがでしょうか。自社のカルチャーを詰め込んだオリジナリティあふれる求人票で、最適の人材を採用してみませんか?

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