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2022.02.25

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転職に「成功する人」と「失敗する人」の特徴とは?

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日本の雇用制度の特徴となっていた終身雇用制度が崩壊して、転職することが珍しくなくなりました。転職の理由は人それぞれ違いますが、世の中には転職に成功する人となかなか転職に成功できない人がいます。
今回は、転職に成功する人の特徴と失敗する人の特徴、そして転職に成功のポイントなどについて詳しく解説します。

1.転職に成功する人の特徴

どのような行動を取れば、必ず転職に成功するというような絶対的な方法はありませんが、転職に成功した人には、共通する特徴があります。これから転職活動を行う方は、転職に成功する人の特徴を理解しておきましょう。

①転職する理由が明確

転職する理由が明確な人は、転職によって実現したい事がはっきりとしています。そのため、応募する企業や職種などに迷いがなく、素早く行動を起こせます。

面接試験では必ず転職の理由と志望動機を質問されます。その際に明確に応えることができれば、面接官に好印象を与えることができます。また、転職する理由が明確な人は、入社後のミスマッチも少ないでしょう。

②転職先に求める条件が明確

転職先を選ぶ際には、自分が求める条件に優先順位をつけることが大切です。自分が希望する条件に、全て合致した求人が見つかるのが理想ですが、そのような企業はなかなかありません。

転職先に求める条件には、収入や待遇、勤務地、職場環境、仕事内容などさまざまなものがあると思いますが、優先順位をつけて応募する求人を選ぶのが成功のポイントです。
また、優先順位をつけるときには、「なぜその条件は優先順位が高いのか」の理由も考えてみましょう。

特に収入や待遇にこだわりすぎると、自分に合った転職先を見つけるチャンスを逃すことになります。

③企業の採用ニーズを把握している

転職に成功する人は、企業の採用ニーズをしっかりと把握しています。どの企業も求人を行う際には、どんな人材が必要なのかを明確にして選考しています。

したがって、企業がどのような採用ニーズを持っているのかを把握することは大切です。
企業の採用ニーズが分かれば、応募書類や面接試験で質問される志望動機や自己PRで、採用ニーズに沿った内容にして、企業にアピールすることができます。

④自分の強みと弱みを理解している

転職に成功する人は、自分の強みと弱みについて理解しています。自分の強みを把握していれば、その強みを転職先の企業でどのように活かせるかイメージして、アピールすることができます。
中途採用では、即戦力となる人材を求める企業が多いので、入社後にどのような貢献ができるか具体的に伝えることで、面接官の印象は強くなります。

反対に自分の弱みについても理解しておくことは大切です。ただし、弱みについて面接で質問された時には、ポジティブな表現に言い換えるようにしましょう。

⑤面接の対策ができている

採用選考の最終判断は面接試験で行われます。それだけ面接は重要なため、事前に対策を行うことが大切です。転職に成功する人は、しっかりと面接の対策を行っています。
具体的には、「面接で緊張しないようにロールプレイングを行う」「面接官の質問を予想して回答を準備しておく」などです。

面接のロールプレイングは、友人や知人などに面接官役をお願いして行いましょう。自分自身では気づけないような点も、他人の視線からは見えることがあります。

2.転職に失敗する人の特徴

転職活動を行っているがなかなか内定がもらえない、転職できたけどイメージしていた職場とは違ったなど、転職活動が上手く行かない人もいます。ここでは転職に失敗する人の特徴について紹介します。

①転職の軸が明確でない

転職の軸が明確でない人や、転職した後のキャリアビジョンが描けていない人は、転職に失敗するケースがほとんどです。無事に転職できたとしても、入社後にミスマッチを感じて、転職を繰り返すことになりかねません。

②転職理由や志望動機が明確でない

現在の職場の雰囲気が合わないや、今の仕事にやりがいを感じないなど、転職する理由が明確ではなく、なんとなく今より良い転職先を求めているようなケースでは、転職は成功しません。

面接では、必ず転職する理由が質問されます。しっかりと理由が説明できない場合には、面接官は「採用しても、またすぐ辞めてしまうのではないか」と不安を感じます。

転職理由と合わせて、必ず質問されるのが志望動機です。志望動機は、転職理由と一貫性があることが重要です。
転職理由と志望動機とに矛盾があったり、関連性が少ない場合には、「本当の転職理由は他にあるのでは?」や「本当に入社したいというより条件面だけで当社を選んだのでは?」と面接官に受け取られてしまいます。

③業界研究や企業研究ができていない

転職に成功する人は、企業の採用ニーズを把握しています。採用ニーズを把握するためには、しっかりと業界研究や企業研究を行うことが必要です。

一方、転職に失敗する人は、事前に業界研究や企業研究などの準備が十分にできていないケースがほとんどです。
そのため、「自分に合った企業を見つけることができない」「企業の採用ニーズと違うため採用されない」「採用になっても入社後にミスマッチを感じる」などの転職が上手くいきません。

3.転職を成功させるためのポイント

この章では、転職を成功させるポイントについて紹介します。

①転職しやすい時期を知る

転職には有利な時期と不利な時期があります。不利な時期に、転職活動を行っても希望する条件に合う求人になかなか出会えない可能性があります。

企業の求人数は、世界や日本の経済動向によって増減します。求人数が多い時期に転職活動を行う方が転職には有利です。求人数が多いか少ないかは、厚生労働省が毎月発表している「有効求人倍率」で知ることができるので参考にしましょう。

また企業の求人は時期によっても増減があります。夏季休暇やお盆休暇、年末年始の時期は求人が減る傾向にあります。
また、日本の企業の多くが、決算期を4月から上半期、10月から下半期としているため、中途採用の求人は3月と9月に多い傾向にあります。求人が増える時期に合わせて、転職活動を行うことで希望の条件に合った求人で出会えるチャンスが高くなります。

②広い視野で転職活動を行う

世の中にはたくさんの企業があります。また、職種は1万7,000種類以上もあると言われています。知らない企業や職種の中にも、最適の求人があるかもしれません。

自分が転職先に求める条件を明確にすることも大切ですが、視野を広げていろいろな企業や職種について知ることが重要です。応募する選択肢が増えれば、その分自分にマッチした求人に出会えるチャンスは多くなります。
転職を成功させるためには、情報収集と分析をしっかりと行うことが重要です。

③「やりやいこと」と「できること」を知る

転職して「やりたいこと」と、実際に「できること」が必ずしも一致するとは限りません。一般的に、転職では即戦力となる人材が求められます。
「やりたいこと」があっても、これまでの経験やスキルが不足していて「できること」が、企業が求めるレベルに達しない場合には採用されることが難しいでしょう。
転職活動では、キャリアの棚卸しや自己分析を行って、自分のスキルや知識、実績、強み、弱みなどを把握することが大切です。

4.転職活動のスケジュールは?

転職を成功させるためには、転職活動を始めるタイミングやスケジュールも重要です。
転職活動を始めるタイミングとしては、在職中に転職活動を始めるパターンと、退職してから転職活動を始めるパターンに分かれます。それぞれメリットとデメリットがあるので理解しておきましょう。

在職中に転職活動を始める場合

在職のまま転職活動を行うメリットは、生活面での不安がない点です。たとえ不採用になっても、在職中は収入が途絶えることはありません。また、在職期間中であれば、求人を見て転職を決意したとアピールすることもできます。

一方で、在職のまま転職活動を行う場合には、業務が忙しく企業研究を行ったり応募書類を記入したりする時間を取るのが難しくなります。また、面接試験が平日の日中であれば、有給休暇を取らなければならず、すぐに受けることが難しいこともあります。

在職のまま転職活動を行う際には、内定までに2〜3か月、長ければ半年以上の時間が必要です。

退職後に転職活動を始める場合

退職してから転職活動を行うメリットは、時間に余裕があるため、短期集中で転職活動に打ち込める点です。

一方でデメリットとしては、すぐに転職先が決まらない時には、収入が途絶えるため十分な蓄えがないと、生活の不安があることです。
また、退職後のブランク期間が長くなれば、その間に行って行ってきたことを説明する必要があります。

まとめ

転職に成功する人と失敗する人には、転職活動を進める上で、意識や準備に大きな特徴があります。最も大切なことは、なぜ転職するのか転職の理由を明確にすることです。
また、企業研究をしっかりと行って、採用ニーズを把握することも重要です。希望する条件に合った企業を選ぶことは大切ですが、絞り込み過ぎずに広い視野で転職活動を行うのが成功のポイントです。

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