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2021.07.26

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面接官向け|中途採用面接で見極めるべきポイントは?

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入社後のミスマッチを防ぐため、応募者が自社が求める人材かどうかを判断する面接は、人材採用でも最も重要なプロセスです。面接官は、その判断をするための重要な役割を担っています。この記事では中途採用の面接での、面接官の心構えや応募者を見極めるポイント、質問例などを解説します。

この記事の目次

まず面接官をする上での心構え

面接官は、まず面接の目的と面接官が果たすべき役割について理解しておくことが大切です。

面接の目的

面接は、履歴書や職務経歴書などの応募書類だけでは判断できない、コミュニケーション能力や人物像、思想などを、応募者に実際に会って確かめるために実施されます。それにより募集している業務への適性を判断して、入社後のミスマッチを防ぐことが最大の目的です。また、面接は自社の魅力をアピールして、応募者に入社したいという動機づけをすることができます。

面接官の役割

面接官の役割は、上記の目的のために適切な質問をして、書類では分からない応募者の本質を引き出し、自社にマッチした人材かどうか判断することです。合わせて優秀な人材を入社まで導くために、自社の魅力をPRする役割も担っています。

面接官の心構え

面接官として面接試験に臨む際の、基本的な心構えは3つです。

会社の代表であるという気持ちで臨む
応募者は、面接官から社内や社員の雰囲気を感じ取ります。内定者が内定を辞退する理由では、企業の担当者の対応が悪かったというのも少なくありません。面接官の悪い例としては、自分が候補者を選ぶ立場だと勘違いしているケースです。面接は、企業が応募者を評価するだけでなく、応募者も企業を評価していると意識しましょう。面接官は、応募者にこの人となら一緒に働きたいと思われるような、誠実な対応を心がけましょう。

応募者がリラックスして話せるような雰囲気をつくる
面接の目的は、応募書類だけではわからない、コミュニケーション能力やこれまでの業務で身につけてきた知識やスキルを確認して、募集している業務にマッチした人材か見極めることにあります。このような情報を上手く引き出すためにも、応募者がリラックスして話せるような雰囲気をつくりましょう。

自社が求める人材についてよく把握する
応募者の適性を判断するには、面接官は自社が求める人材像についてよく把握している必要があります。また自社の経営方針やビジョン、事業内容などについての理解も大切です。職種別に採用する場合には、その職種の業務内容などについて、応募者から質問があった場合には答えられるだけの理解が必要となります。

人材を見極めるポイントとは

企業によって求める人材像が異なるため、面接で何を評価するかについてはさまざまですが、一般的にどの企業でも評価している重要なポイントについて紹介します。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どの企業においても評価される重要な項目です。面接官の質問に対して、応募者がしっかりと受け答えできないようでは、入社後に上司の指示に従って仕事が進められなかったり、他の社員と良好な人間関係が築けない可能性があります。

スキルと経験、仕事への熱意

中途採用は即戦力として期待されるため、前職で身につけたスキルや経験が自社の業務で活用できるかが最も重視されます。どのようなスキルや経験が、必要かは面接前に整理しておきましょう。また、スキルや経験が十分でも仕事への熱意がなければ、戦力としては期待できません。仕事に対して熱意を持っているのかも確認しましょう。

入社意欲

入社意欲が低い応募者に内定を出しても、最終的には入社しない可能性もあります。面接では志望動機や転職理由などを聞くことで判断します。

人材を見極めるためにするべき質問例

上記の3つのポイントを見極めるために、面接で行う質問の具体例を紹介します。

コミュニケーション能力を判断する質問の例

・自己紹介(自己PR)をお願いします
自分のことを客観的に見つめて、短い時間で要点をまとめて説明できるかを判断しましょう。自分の魅力をしっかりと伝えられるかプレゼンテーション能力も確認できます。
・アイスブレイクのための質問
面接の序盤では、応募者をリラックスさせるためにアイスブレイクを行うのが効果的です。 「何時ごろ到着されましたか?」「外は暑いですね。室温は大丈夫ですか?」など世間話のような内容で会話を進めましょう。志望動機や自己PRなど必ず質問される項目は、応募者は回答の準備をして面接に臨んでいます。世間話では普段のコミュニケーションを確認できます。

スキルと経験、仕事への熱意を確認するための質問の例

スキルや経験を確認するには、知りたいことを具体的に質問しましょう。
・前職で担当されていた業務について教えてください
・表彰など会社から高く評価をされた経験を教えてください
・前職では、どのような目標や目的をもって仕事に臨んでいましたか?

入社意欲を判断するための質問

入社意欲に関する質問をする際には、タイミングや聞き方が重要となります。一時面接の段階では、話を聞いてみたい程度の軽い動機で応募している人もいます。そのような応募者に志望理由や自社を選んだ理由を質問しても、威圧的な印象を与えて志望度を下げる原因になりかねません。応募者の反応を確認しながら質問の仕方を工夫しましょう。

・当社に興味を持った理由を教えてください
・今回の転職ではどんな点を重視していますか

まとめ

面接は、企業が応募者を評価するだけでなく応募者も企業を評価する場であり、相互に選ばれる立場にあると理解しましょう。面接官は、応募者が募集している職務に対して適性があるかどうか判断するだけでなく、応募者に自社の魅力を伝えて入社意欲を高めるのも重要な役割です。会社を代表して面接しているという、意識を持って面接に臨みましょう。

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