採用

2021.07.02

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中途採用の採用コストを下げるためにするべきことは?

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少子高齢化による労働人口の減少により、日本経済は人材不足の問題を抱えています。ここ数年は、新卒採用だけでなく転職市場も超売り手市場となり、企業が中途採用で必要となる採用コストは増加し続け、経営を圧迫するケースも出ています。では、中途採用の採用コストを下げるにはどうしたらよいのでしょうか。

採用コストとはなに?

採用コストとは、「企業が社員やアルバイトを採用するためにかかる経費」のことです。企業が自社に必要な人材を採用するためには、求人広告の掲載費、会社説明会や選考試験の会場費、採用担当者の人件費などさまざまな経費が必要となります。

採用コストの種類

採用コストには「外部コスト」と「内部コスト」の2種類に分けられます。それぞれどのようは費用が含まれるか紹介します。

外部コスト

外部コストとは、採用活動に関して外部に支払った費用です。外部コストの代表的なものが求人広告費ですが、それ以外にも次のような費用が外部コストに含まれます。

・求人広告費
・人材紹介会社への紹介料
・企業説明会やセミナー等の会場費
・会社案内やパンフレットの製作費・印刷費

また、求人タイトルもクリックしてもらう可能性を増やすために重要です。最初の10~20文字で魅力を伝えられるか、それだけで応募数が変わります。

内部コスト

内部コストとは、採用業務に関わって社内で発生する費用のことです。採用部門の社員の人件費がほとんどを占めます。

・採用担当者の人件費
・選考試験やセミナー等で出張が必要な場合の宿泊費や交通費
・リファラル採用したときの社内紹介料

採用コストの相場

マイナビが調査した結果によると、2021年度の中途採用における採用コストの平均は、年間で668.4万円となっていました。企業規模によって大きく違い、従業員数が多い企業ほど採用予定人数も多くなるため採用コストが高くなっています。内訳を見ると人材紹介が一番多く、次いで求人広告、合同企業説明会となっていました。

企業規模別の中途採用コスト

従業員数 中途採用コスト(万円)
3~50名 162.7
51~300名 322.4
301~1000名 535.5
1001名以上 1809.9
全体平均 668.4

採用コスト内訳

内訳 費用
人材紹介 276.3
求人広告 150.3
合同企業説明会 53.9
採用ブランディング 56.6
その他経費 79.6

参考:マイナビ「中途採用状況調査2021年版」

採用コストを下げるための方法

中途採用の採用コストを下げたいという担当者の方は、次のポイントをチェックしてみてください。

リファラル採用

リファラル採用とは、自社の社員に人材を紹介してもらう採用手法です。紹介してくれた社員へのインセンティブが発生しますが、人材紹介会社への紹介料や求人広告費と比較すると、大幅に採用コストを削減することができます。 また、リファラル採用は社員による紹介のため、自社の文化や風土にマッチした人材を採用できることが多いため、早期離職のリスクが低い傾向にあります。離職者を少なくすることは、採用経費を削減することにもつながります。

求人広告の見直し

上記でご紹介したアンケート調査の結果では、中途採用のコストのなかで人材紹介の次に多いのは求人広告となっていました。人材紹介会社への紹介料は、採用が決まらないと発生しませんが、求人広告は掲載しても1人も応募が来ないという可能性もあります。下記のポイントで見直してみましょう。

◆求人広告の出稿媒体
各求人情報サイトによって、業界や職種、地域、新卒か中途採用かなど強みが違います。各社の特徴を把握して、自社の求人にマッチした媒体に求人広告を出稿しましょう。また、サイトの登録者数もチェックしておきます。
◆求人広告を出す時期
欠員補充で急ぎの求人の場合は時期を選べませんが、定期的に中間採用を予定している場合は、転職希望者の多い時期に求人広告を出すのが効果的です。一般的には、夏と冬のボーナスの時期です。ボーナスを受け取ってから退職しようと考える人が多いからです。
◆求人広告の原稿内容
求人広告には、会社が伝えたい情報ではなく、求職者が知りたいと思う内容を掲載する必要があります。求職者が知りたい情報とは、次のような内容です。

・具体的な仕事の内容
・職場の雰囲気、人数、年齢層
・事業内容や企業理念
・給与など待遇面や労働条件 など

これらの内容を、求職者が働くイメージを持てるように具体的にかつ魅力的に表現することが大切です。

離職者を防ぐ

中途採用の採用コストを下げるために、もっとも効果があるのは離職者を防ぐことです。せっかく採用しても早期に離職してしまえば、それまでかけた採用コストは無駄になってしまいます。早期離職を防ぐには、採用のミスマッチを無くすことです。離職者に退職の理由をヒアリングして、今後の採用や人事制度改善などに活かすようにしましょう。

まとめ

ご紹介したように採用コストを下げるには、いろいろな方法がありますが、その中で、もっとも見直しやすいのが求人広告費です。中途採用の採用コストを下げたいという企業の人事担当者・採用担当者の方は、ぜひ無料で求人広告が掲載できるBaseUppを使ってみてください。BaseUppに掲載すれば、indeed、求人BOX、スタンバイなど大手の求人検索サイトに同時に掲載されます。複数の媒体を管理する手間を省き、応募がくるまで費用がかからない、掛け捨てゼロのBaseUppに掲載してみませんか?

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